制御理論をツールに,環境負荷を最小化する機械システムを実装まで

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我々が作る機械やシステムは,ユーザにとって快適であるだけでなく,それが使われる環境に対して負荷の小さなものでなければなりません.当研究室では,ユーザが使いやすく,置かれた環境への負荷が小さく,かつ環境の変化に強い制御システムをどのように設計すればよいかを制御理論に基づいて提案し,実験を通してその効果を検証する研究を行っています.この「制御理論」は主に数学で構築されており,非常に奥が深く大学でこそ学べるものです.

特に,環境にほとんど負荷を与えない水道水圧で駆動する人工筋,食物栽培用温室(ビニールハウス)内の統合環境制御,エネルギー回収・回生可能な建設機械の自動制御,収穫物自動搬送ロボット,ドラムやクラリネットの練習システムに代表される楽器との関わりあいを意識したシステムとその実用化などを目指しています.こうしてみると,制御理論がいかに広い応用範囲を持つかがはっきりと分かります.是非一緒に研究しましょう.

更新情報

修了生・卒業生への感謝の会が開催されました

本年度の1名の博士学生,5名の修士学生ならびに5名の学部卒業生に,お祝いの会が開催されました.指導教員として私も成長することができました.この11名に心より感謝します. 特に博士課程を修了した鶴原君は,伊藤研の研究スタイルを完全に変えてくれました.海外の論文を読むこと,貪欲に学会発表を狙うこと,自分から積極的に学ぶこと,の重要性を説き,自らそれを実践することで範を示したことは非常に大きな功績を残してくれたと思います.感謝します.ポスドク期間中の活躍を期待します

学位記授与式が開催されました.おめでとうございます

博士課程学生,修士2年生学生が修了および学部4年生が卒業を迎え,全員が学位記を授与されました.本当におめでとうございます ここまで多くの挫折や成功経験を積むことができたと思います.その一つ一つがいつも皆さんを支えてくれます.新しいステージで次の目標に向かって頑張ってください.応援しています なお,優れた実績から,中村君と岩瀬君が機械工学専攻賞を,小杉さんが国際理工学専攻賞を,それぞれ受賞しました.大きな自信にしてください.さらに小杉さんは,本学初のダブルディグリープログラム修了者としてラクイラ大学から機械工学修士号を授与されました.本学初の快挙です.おめでとうございます.The first is the forever!

OB5名が参加しての研究室合宿が開催されました

2022年度,2023年度の卒業生5名にも参加頂き,埼玉県秩父市にて一泊の研究室の合宿が行われました.今年は新配属生の3年生4名も含めて15名が参加しました.コロナ禍中は中断しましたが,主宰が着任した2009年から続いている行事で,日目には4年生以上のメンバから研究紹介も行われました.今回参加してくださった建機,搬送装置,空調機,空気圧機器あるいは総合家電メーカなどで活躍している先輩方からは,多くの貴重な指摘や質問を頂きました.どうもありがとうございました.来年度も開催しますので,是非参加してください 忙しい中を参加してくださったOBの皆さん,合宿幹事さん,お疲れさまでした

鶴原君,中村君が研究成果発表を行いました

鶴原君,中村君が第13回制御部門マルチシンポジウム(MSCS 2026)で研究成果発表を行いました. 鶴原君はセッション「学習・推定・データに基づく制御」にて,PE性を満たさない入力信号を用いてパラメータの真値収束性を保証する推定アルゴリズムを提案しました.中村君はセッション「先端制御技術の応用」にて,適応型Fuzzy制御でビニールハウス内の温度制御を行う手法を提案し,実験結果に基づいて検証しました.会場ではともに多くの質問を頂き,厳しいコメントも含めて制御系の学会ならではと充実したディスカッションとなりました.是非自信につなげてください

Alessio D'Armi, buon viaggio!

伊藤研に1年弱留学していたラクイラ大学からのダブルディグリープログラム生のAlessio君が帰国しました.蛇型レスキューロボットのハードウェア設計およびデータ駆動型制御系設計の研究を進め,非常に良い結果が得られました.帰国後は修士論文の執筆が始まり,7月末にラクイラ大学で学位取得となります.同時に,本学からの修士号も授与されます.Forza!

国際理工学専攻の修士論文審査が行われました

国際理工学専攻の修士メンバ1名(小杉さん)が大宮キャンパスで論文審査を受けました.小杉さんはラクイラ大学との初のダブルディグリープログラム*****コース在学中のため,現地大学の審査員4名をつなぎ,本学の審査員とは対面での審査となりました.ご苦労さまでした. *****本学協定校との間で教育プログラムを協議し,相手大学で所得した履修単位を所属大学での卒業単位に読替えあるいは加算することで,大学院修了時に両大学から修士号が授与される制度.ラクイラ大学は2022年からスタートし,現在も両大学で3名がこの制度を利用して相手大学に留学中(ラクイラ大学では既に3名が修了).

機械工学専攻修士学生の論文審査が行われました

機械工学専攻の修士メンバ4名が豊洲キャンパスで論文審査を受けました.制御分野および機械学習・最適化分野がご専門の先生2名にご審議を頂き,厳しい質問も出ました.ご苦労さまでした.

Alessio D'Armi君およびAndrea Sacramone君の送別会,小杉さん帰国祝い,そして井坂君の留学壮行会が開催されました

この2月で10カ月の留学を終えて母国に帰国する,ラクイラ大学の修士学生Alessio D’Armi君およびAndrea Sacramone君の送別会,この1月でダブルディグリープログラム2回目の半期留学を終えた小杉彩加さんの帰国祝い,そして2月からダブルディグリープログラム挑戦のためラクイラ大学に留学する井坂凌君の壮行会が,大宮で開催されました.幹事さんどうもありがとうございました. 伊藤教授,木暮君,鶴原君は少々飲み過ぎたようですが,非常に盛況でした.

4年生の総合研究(卒業論文)審査が行われました

1/28終日を掛け,4年生の総合研究の審査が行われました.伊藤研5名の4年生は発表後の審査員の厳しい質問に耐えて,無事終了しました.4年生メンバの皆さん,お疲れさまでした. 改めて,4年生を厳しくも温かく指導してくれた修士以上のメンバに感謝します.どうもありがとうございました. 既に9月から研究室に配属されている来年の4年生は,彼らの背中から多くを学んだと思います.是非今後の研究に活かしてください.応援しています.

鶴原君(博士課程3年生,DC1研究員)の学位審査公聴会が開催されました

鶴原君(博士課程3年生,DC1研究員)の学位審査公聴会が,4名の学内審査委員,1名の学外審査委員参加のもとで開催されました.予備審査と同様,1時間の発表に続いて1時間の質疑が行われました.今回は公聴会ですので,対面にて25名程度,Zoomにて8名の参加を頂きました.ご出席頂いた皆さまに御礼申し上げます.3月の委員会にて承認されれば,伊藤研で5名目の博士の誕生です. 鶴原君,お疲れさまでした.

卒業アルバムの撮影が行われました

本年度卒業生向けの卒業アルバムの撮影が行われました.研究室メンバおよび個人ごとの写真が撮影され,現在留学している2名のラクイラ大学の学生も参加しました.

伊藤研2025年度OB会が開催されました

伊藤研の本年度のOB会が大宮で開催されました.9名のOBの皆さんが参加してくれました.どうもありがとう 来年も良い年にしましょう!

小杉さんがSMC髙田賞を受賞しました

小杉彩加さんが,以下の研究成果において日本フルードパワーシステム学会の2025年度のSMC髙田賞を受賞しました.この賞は学会HPにあるように,学会の正会員、学生会員および法人である賛助会員に所属する者のうち,過去数年以内に発行された日本フルードパワーシステム学会誌,論文集あるいは講演論文集に掲載された研究論文の著者のうち優れた論文を執筆した,原則として年令満40才以下の新進気鋭の研究者・技術者に授与されるものです.これは年に1名のみに顕彰されるものです.本当におめでとうございます.伊藤研では4名目の受賞となります. 研究タイトル名:Ultra local モデルに基づくモデルフリー制御器パラメータの同時最適化手法の提案と水圧人工筋への適用

小杉さんが日本フルードパワーシステム学会春季講演会で最優秀講演賞を受賞し,同秋季講演会で表彰を受けました

6/19-20に機械振興会館(神谷町)で開催された日本フルードパワーシステム学会春季講演会で,小杉彩加さんが最優秀講演賞を受賞しました.おめでとうございます.伊藤研ではこれで8人目となります. 講演タイトル:Ultra local モデルに基づくモデルフリー制御器パラメータの同時最適化手法の提案と水圧人工筋への適用

山田君の研究論文が掲載されました

社会人博士3年生の山田君の論文がIJAT(International Journal of Automation Technology)に掲載されました.先行研究で提案されたモデル予測制御による手法を評価関数の重みを最適化することで,仮想参照信号を用いて油圧パワーショベル用油圧ポンプの流量の任意の時変参照流量への追従可能なシステムを提案しました.提案された制御システムは勤務先の研究室のパワーショベル実機において任意の時間変動目標流量に対して高い追従精度を達成し,制御システムのパラメータ設計にかかる工数を大幅に削減できることが示されました.

鶴原君と小杉さんがFLUCOME2025にて研究成果発表を行いました

流体工学の可視化および制御についての最新の成果を持ち寄るFLUCOME2025が11/4-7にてオランダのデルフト工科大学で開催され,鶴原君と小杉さんが研究成果を発表しました.小杉さんは留学先のイタリアからの参加です.また,同大学の研究施設も見学し,その充実ぶりに圧倒されました.多くの日本人のノーベル賞受賞者が所感で触れるように,日本政府はもっと学問に予算を掛ける必要があります.